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2017年7月

2017年7月31日 (月)

超 ファイルの技術!

尊敬する刑部(おさかべ)先生の考案した
WI(ファブルインデックス)ファイルの活用法などを紹介した

完全版 超 ファイルの技術

の見本ができあがってくる。お盆があるので書店に並ぶのは
盆明けになると思うが、とてもいい本である。



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数日うちには、amazonでの「予約販売」も始まる。

売れてほしい!!




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2017年7月30日 (日)

片山会2017

7月28日(金)19:00~
「片山会」があった。
私と一緒に仕事をしたことのある、あるいは飲んだことのあるww
人たちが、毎年、この時期に、来てくれます。

ありがたいことです!

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10年ほど前に始まったこの集まりも、
8回目になった。
コアメンバーは変わらないが、
新しい人も加わった。

会社(出版社)を変わった人もいる。
フリーになった人もいる。


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ピンぼけも含めて、みなさん、素敵な仲間たちである。





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2017年7月26日 (水)

カムイⅢ

櫂先生とは、10年近いお付き合いになる。
東京の銀漢亭でお会いして、
同じ句会に出たこともある。

さっぱりした、素敵な方だ。



    百合ひらき百合の夜空もひらきけり   未知子


    妙齢の森に抱かれて冷奴   未知子


    海峡の町のダリアに何もせず   未知子


    軍艦の全身見えて氷水   未知子


    浴槽に女がひとり巴里祭   未知子

俳句甲子園でお会いするのが楽しみである。







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2017年7月24日 (月)

「カムイ」Ⅱ

『カムイ』は、A5変形の。洒落た句集である。


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    広島忌振るべき塩を探しをり    未知子



    箱庭にやがて正しき日暮来る    未知子



広島忌の句は、すごい。
「塩」というものだけで、あの悲惨さを表現している。

俳句とはこういうものなのだ。






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2017年7月23日 (日)

「カムイ」

櫂未知子先生とは、東京にいた頃からお付き合いがある。
俳句甲子園の開成高校のコーチをしているので、
毎年夏にはお会いする。

その櫂先生が新刊を出された。

『カムイ』

これが、いい。


    病棟は海鳴りのなか神の留守   未知子


    さまよへる湖に似てビアホール   未知子


    探梅やかばんをもたぬ者同士   未知子


    みづうみはどこへも行かず西行忌   未知子


    流灯の華奢な柱をいたはりぬ   未知子


    ある蛇口より赤き水鳥雲に   未知子



何とも言えず、いい。
これまでの句集より、「句らしい」と言うと失礼だが、
どっしりとしていながら、
どこか軽妙な櫂先生の世界は、ちゃんとある。

しばらくこの句集を読もう。



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2017年7月19日 (水)

高橋睦郎

数日間、宇和島の実家に帰っていた。
相変わらず、無為に時を過ごし、本も読まなかった。

なんとかしないとなあ……

月に何冊かは本を買うから、「未読」がどんどん増える。


高橋睦郎の詩……。




  目について論ずるなら


      1


目について論ずるなら まず

きみが目を知ることは ついにない

なぜなら きみにとって 目とは

君の目のことにほかならないが

きみの目がきみを見ることは

論証的に ついに不可能だから


           (目 oculi)







    サイダーや草になじめる椅子の脚    高柳克弘


    牧場の朝の林檎や手もて割り   高柳克弘




       *




    噴水の一瞬とまり花になる   一行


    噴水の落ちきつたとき水つぶれ   一行


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2017年7月16日 (日)

宇和島

帰省してきた。
義父、義母の三回忌である。

暑い!!! 梅雨が明けたかのようだが、九州や東北では豪雨被害も。

やはり地球は狂っている。



    狂ひたる地球の泣きて夏の夜    一行




明日も四国は上天気の様子。
しかし東北北陸は雨である。




     三回忌までの短さ茅の輪かな   一行






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2017年7月12日 (水)

今年は空梅雨か……

九州では豪雨の被害が甚大なのに、
四国ではほとんど雨がない。
今日は、35度まで上がった。

この暑さは、堪える。



    ずぶ濡れのあぢさゐに色加はれり   一行


    
    紫陽花の道に日の射す怠惰かな   一行




    浮き草に影のみを置き羽虫去る   一行



    蜘蛛の糸薔薇と言葉の間にも   一行



    孑孒のせはしげに生き消えてゆく   一行



    散るやうに校歌ひろがり立葵   一行



    あいまいな軽さなりけり糸蜻蛉   一行




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2017年7月11日 (火)

三角みづ紀

三角みづ紀『三角みづ紀詩集』を読んでいる。

よく言えば繊細、ある意味で病的なところもあるが、
なぜか引かれる。

とくに、しんどいときなどは、シンパシーを感じてしまう。



 私を底辺として

私を底辺として。

幾人ものおんなが通過していく

たまに立ち止まることもある

輪郭が歪んでいく、

私は腐敗していく。

きれいな空だ

見たこともない青空だ

涙は蒸発し、

雲に成り、

我々を溶かす酸性雨と成る

はじまりから終わりまで

首尾一貫している。

私は腐敗していく。

どろどろになる

悪臭漂い

君の堆肥となる

君は私を底辺として。

育っていく

そっと太陽に手を伸ばす

腕、崩れる







癒しの世界ではない。悲痛でさえある。
なのにどこかで救いがある。






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2017年7月 9日 (日)

再び、高柳克弘

この人の句には、新しさと古さが、
絶妙に混じり合っていて、
結果、新しい。

現代俳句のひとつの方向を見る思いだ。



    かはほりや女と肉を喰ひにゆく   克弘


    幾億の魚卵の夢や明易し   克弘


    瓜食うてこどもだいたいおなじかほ   克弘


    茄子を焼く煙あはしや恋をはる   克弘


    未来より届くものなり噴水よ   克弘


    名乗らぬ者扉を叩く炎暑かな   克弘

ちょっと、凄すぎるよなあ。





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2017年7月 8日 (土)

高柳克弘の凄さ

昨日、櫛部天思の俳句について少し触れた。
古い枠にとらわれない、なかなか斬新な句をつくる。

しかしこの新人賞選考で、最も抜けていたのは、
高柳克弘だったという。
藤田湘子の直系の弟子で、まだ30代の若さながら、
「狩」の編集長を務めている。

俳句甲子園でも、高校生からキャーキャー言われている。
実際、対戦が終わったあとも、負けた高校の生徒と話している。

ちなみに、神野紗希の旦那様である。
この二人の間に去年、第一子が産まれたが、
どんな遺伝子を持っているだろう……。


神野紗希は松山東高時代、


    キャンバスの余白八月十五日


という秀逸な句で、その大会の最優秀賞を取った。
今の高校生にとって、高柳克弘と神野紗希は、
ほとんど「神様」のようなもののようだ。

高柳克弘の『寒林』が受賞できなかったのは、
無季の句が数句あったからだという。

有季だろうと無季だろうと、佳句は佳句。たぶん



    皆既日蝕ゼリーふるへてゐたりけり   克弘


    片隅にグッピーの死や美食会   克弘



このあたりだろうか。
私は個人的には、この程度なら季語を入れたほうがいいと思う。

「皆既日食」「グッピーの死」「美食会」……

これらが季語の代わりをするほど強いかとなると、
やや考える。しかし、潔いではないか。



    浜草履いんちきくきくさき色したる   克弘



これも、ビーチサンダルは夏の季語かもしれないにしても、
「浜草履」となるとどうか……。

ただこうした句群を見ていると、この人は「攻めている」と感じる。

俳句甲子園をきっかけに若い俳人が、どんどん出てきている。
俳句の「姿」も、少しずつ変わっていくだろう。

そのとき高柳克弘は、先頭に立つと思う。

残念だが櫛部天思ではないだろう。



    梅雨寒や理工学部の長廊下    克弘


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2017年7月 7日 (金)

櫛部天思

今年の俳人協会新人賞は、松山の「櫛部天思」氏が受賞した。
松山最大の結社「櫟(くぬぎ)」の同人だ。


このときの選考で、高柳克弘が抜けていたという。
しかし、無季の句があったことで受賞を逃した。

無季でも有季でも佳句は佳句。

こういうことをやっているから、日本の俳句は若者にかき回される。
俳句甲子園の句は鋭いが、まだ「これでいいのか?」
というものも多い。

気をてらいすぎなのである。

というところで櫛部天思の句をいくつか。

    大年の荷台に妻と地魚と

 

    島に来て木枯になる海の風

 

    お歳暮を見下ろしてゐる火縄銃

 

    まづ嗅ぎて海鼠のぶつを齧りけり

 

    除夜に酌む上善如水かな

 

    年守るといへども酔うてしまひけり





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2017年7月 6日 (木)

九州で大雨!

福岡で「何十年に一度」という大雨が降り、
各地で河川が氾濫している。

松前でもかなり降った。


いまこちらは、植田から青田になろうかというところ。
しかし日に日に不快指数は増していく。


東京都議選では、小池百合子の「都民ファーストの会」が圧勝。
自民党は惨敗だ。

これまで都議選の結果が、国政に影響しなかった、
というケースはない。

今のところ小池百合子は、右でも左でもない立場だ。
これが、これからどうなるか。

したたかな人だけに、先が読めない。





    あをぞらのひつくりかへり植田かな  一行


    喉袋ぬるくふくらみ蝦蟇  一行





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2017年7月 2日 (日)

梅雨深し……

今年の梅雨は、空梅雨のようだ……いまのところ。

晴れ上がって、今日の昼間は33度を超えた。

今年の夏は超せるか……






    螢火の後ろの闇の重さかな   一行

    
    大西日葡萄酒色の街となる   一行


    夕凪はモディリアーニの瞳にも  一行


    若者の鎖骨の窪み青田風  一行





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