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2017年2月

2017年2月27日 (月)

2月は逃げる

1月は、「行く」
2月は、「逃げる」
3月は、「去る」――

昔の人はよく言ったもので、まさにその通り。
とくに2月は28日しかない。
たった3日なのに、あっという間に3月になる感じだ。

仕事のスケジュールも、今あたりが、けっこうきつい。
頑張らなきゃ……。


    初蝶の気配は風を呼んで来る   一行



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2017年2月26日 (日)

春はライオンのように……

アメリカのことわざに、

春はライオンのようにやってきて羊のように去る。

というものがあるらしい。
たしかに春の初めの頃は気候も安定せず、
春の嵐が吹いたと思えば、翌日はまふゆなみだったりもする。

しかし桜が咲き、穏やかに「初夏」に向かうのだ。

いまのこの時期は、二十四節気でいう「雨水」を過ぎた頃。
降る雪が雨に変わり、積もった雪や氷が解けて、
水になる――という意味らしい。

昔は雪がよく降った四国も、最近はほとんど降らない。
「季語」と現実社会とのズレを感じることも多い。


    畦道を水音かすめ雨水かな    一行


    川幅のふくらんでゐる雨水かな   一行


……うーん、つまらないなあ。


    恋人も枯木も抱いて揺さぶりぬ


    国分けているのは大河雛祭り


    鳥帰る絶やさぬものに地上の火


    コクトーの蝶もて春に惜別す


    屋上の鸚鵡が月を見ておりぬ



以上、対馬康子さんの句。たまりませんね。




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2017年2月23日 (木)

三寒四温

ここのところ、天気の変化が激しい。
春一番が吹いて、強い南風……春の嵐が来たかと思うと
翌日は西高東低。

昔ならどうと言うこともなかったのだが、
からもこころもついていかない。
これが「老化」というものなのか……と、
まだ64歳なのに考える。

元気でなければ俳句も詩もつくれない。
乗っているときは、30句ぐらいを2時間ほどでつくったりしたが、
今はその元気も湧かない。

何とかしなければと思うと焦る。
焦るとストレスがたまる。
ストレスがたまると気力もなくなる……

まさに、負のスパイラルだ。

明日からは元気に頑張りたいが……。


    太ももの痛みが少し青き踏む   一行


    深爪のまた深くなり余寒かな   一行


    うぐひすや坂の上には診療所   一行




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2017年2月21日 (火)

春の嵐

月曜日20日は、まさに「春の嵐」だった。
生暖かい南風がビュービューふきつけ、
カーポートの屋根が飛ぶんじゃないかと思った。

これで21日からは、また寒くなるのだとか。
まさに三寒四温だが、若い頃に比べこの変化に体がついて行かない。

これが「加齢」というものかなあ。

でももうすぐ春である。
1か月もすれば桜が咲くだろう。
それまでは冬ごもり……。


    一日で季節がずれる春嵐   一行


    島ひとつ動いて春の嵐かな   一行



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2017年2月18日 (土)

春の憂鬱

「うつ」という厄介なものは、太陽光も関係していると言われる。
「冬季うつ」という言葉もあるぐらいだ。
おっくうで、出かけない。出かけても活動が鈍る。

出先の喫茶店で本でも読もうと思っても、読めない……。

しかし、今ぐらいの季節から徐々に復活するものだ。
それでも、三寒四温で体調を崩したりすると、
いっこうに上向かない。

結局、若葉の頃にやっと元気になるものである。


    凜々と夜の辛夷や叫びたし   毅雄


    誰がためにともる一燈雪間草   毅雄


    亀鳴いて甘言はもう十二分    毅雄


    花は葉に話したくなし会ひたくなし   毅雄


今はどの程度かわからないが、中岡毅雄は、うつをカミングアウトしていた。
もっとも、それほど重篤ではないと思われるが、
それでも、つらくてたまらないこともあっただろう。

句集「啓示」から、数句。

いずれも重い。
しかし私は、いわゆる「俳諧味あふれる」といわれる、
少し滑稽な句より、
中岡毅雄の句が好きだ。どこかシンクロするのだろう。


    なにもかも捨ててしまえと春一番   一行






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2017年2月17日 (金)

春一番

17日、春一番が吹いた。
しかし18日からは、2月下旬並みの気候になるという。

まさに三寒四温。
こうやって少しずつ「春」がやってくる。


閻王の鼻の野太くうららけし  一行


深爪のまた深くなり余寒かな  一行


泣きながら駆ける少年春浅し  一行


薄氷に小石を乗せて見つめをり  一行


うぐひすや坂の上には診療所  一行



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2017年2月13日 (月)

えひめスポーツ大賞など

暦の上では春というのに、一級の寒波がやって来て、
ここ松前でも雪がちらついた。
出かけるつもりでいたのだが、寒くて中止。

宇和島ではけっこう降ったらしい。

えひめスポーツ俳句大賞と、隠岐の島の作品。


    土色の汗流れけり九番打者   一行


    島しづむやうな音して虎落笛   一行


狙っていた西東三鬼賞は今年もダメだった。
しかし授賞式の翌日に行なわれる句会には行きたい。

体力ヘロヘロなので、大丈夫か……という気はするが、
去年のようなドタキャンは避けたい。


    ゆるゆると十七文字の春隣   一行





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2017年2月 8日 (水)

本日、64歳になります。

昔は64歳などというと、とんでもない爺さんだったが、
いまは「アクティブシニア」などと言われる。

しかし決して「元気」とはいえず、病気がち、寝込みがちで、
この先どうする、という感じではある。

まあ、ゆるゆると生きていこう。


    重ね来し六十四年に春立てり   一行




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2017年2月 7日 (火)

短歌と俳句

去年の初めぐらいから、ちょこちょこと短歌をつくっている。
キッチリ勉強したわけでもない、まったくの我流だが、
そこそこ、「いい線」を行っている。

投稿先はNHK短歌と愛媛新聞の「愛媛歌壇」。

もっとぶっ飛んだ短歌をつくりたいのだが、
やはり、俳句に七七を付け足したようなものになる。
ただ、季語の規制もないし、少々の字余りは関係なし。
この自由さはいい。

俵万智がデビューした頃、
「こんなのなら、オレでも書ける」
とだいぶつくったことがある。


「会わないで帰る」と書いた伝言板
      去れないでいる南小谷駅


この浜に来たことのあるような気がするから
      海に身の上話



最近愛媛新聞で、評付きで掲載されたものは……

   一年で五分遅れる鳩時計
        鳴き声もまた歳を重ねし
    一行


    短日の川に光は集まりて
       歌ふごとくに今日をかがやく
    一行


いちおう「旧仮名」でつくっている。
情景描写のような歌が選ばれる傾向があるが、
昔のように心情を出した抒情性のある歌をつくりたい。

愛媛新聞の俳句もまあまあだ。
昨日の日曜は「愛媛俳壇」の日。
大串章先生の欄で、県内の結社の同人クラスが出しているらしい。
そこでトップ掲載だった。


   凍滝の真昼のしづく増えにけり   一行


数年前、角川俳句で、今井聖先生に秀逸に選んでもらった句も
冬の滝の句だった。


   途中から水あらはるる冬の滝   一行


……うーん、気合いを入れた句は取られず、
一歩間違うと説明句になる句が取られる。
ちょっと、わからなくなりつつある。


   すきとほる海の底にも冬の蝶   一行


こんなのが好きなんだけどなあ。


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2017年2月 3日 (金)

えひめスポーツ俳句大賞と隠岐後鳥羽俳句大賞

まだ、公式発表はされてないだろうから、
句まで出せないが、
今年、愛媛県で国体が開かれることもあって、
「第15回えひめスポーツ俳句大賞」を積極的に募集していた。

基本的に「スポーツに関する句」5句。
この「愛媛新聞社賞」に選ばれた。
特選の下の秀逸といったところか。
授賞式は3月18日。


さらに島根県隠岐の島が主催している
「第19回後鳥羽院俳句大会」にも入選。
こちらは6月が授賞式だ。

どちらも、平明でむずかしい言葉も使っていない。
ただ、単なる写生句でもない。

どうも私の方向性はこのあたりにありそうだ。


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2017年2月 2日 (木)

寒さの峠は越えたか……

昔より暖かくなったとはいえ、やはりこの季節は寒い。
1週間ほど前は、宇和島ではかなり雪が降った。

宇和島は「南国」だから雪は降らない、と思っている人も多い。
しかし、けっこう降る。子供の頃はよく雪合戦をしたものだ。

この時期の雪は、大陸から冷たい高気圧がやって来て、
それが日本列島の山にぶつかって雪雲をつくり、
日本海側は雪になり、太平洋側は晴れる。

しかし中国山地は低い。
さらに関門海峡がある。
強力な北風だと、これらを通り抜けて四国山脈にぶつかり、
雪を降らせる。
とくに宇和島、宇和、大洲……あたりは、
関門海峡をすり抜けた北風が、背後の四国山脈にぶつかり、
雪が降らないまでも、どんよりとした天気になる。

東京のあの真っ青な冬空とは大違いである。

三島由紀夫が自決したとき、
私は夕方自転車で家に向かっていたのだが、
粉雪が舞っていたのを今でも覚えている。

    寒晴にはぐれて舞ふや白き雨   一行


    寒鯉の口の中まで透きとほる   一行



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