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2016年1月29日 (金)

川田絢音の新作

川田絢音は、好きな詩人の一人。
「現代詩手帳」2月号が、川田絢音特集だった。



     魂は   川田絢音


老人が窓辺にいて

室内の鏡に川はずたずたに切れている

窓の余りの日は

岩だらけのあの急流に戻れない



死の前年のムンクは描きかけの絵に向かっていたが

鏡の黙り方

椅子の背だけが映っていた



きたえあげられて粗雑さのない

音もはいらない

緑のいきおいを押ししずめ

その先へ行けないように感情をあおざめさせる



魂は外にあるのか

鏡ほどのものも事物の残響がなくなると

沈む



内面に切り込むような詩だ。
概念的だとも言える。
しかしこの人の詩には
詩でしかあらわせられないことばがあふれている。


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コメント

お久しぶりです。

俳句はよく分からないのですが、こちらのブログで勉強させていただきますね(^^)

先日、NHK「ぶらタモリ」で松山市をやってました。
四国一の街なんですね・・そんな事も知りませんでした(^-^;
本当に機会がありましたら、四国を回ってみたいものです。

成増駅もまだテナントは入れる状態ではありませんが、外観は出来ましたね。
実際に店舗が入るのはもう少し先になりそうですが、前のようにコロコロテナントが変わるような事がなければ良いのですが・・・。

では、また来ます。

ピン助さん。おはようございます&ありがとうございます。
松山は、たしか40万人ほどの人口。愛媛県の地方がどんどん寂れていって
松山とその郊外に移住する人が増えています。
ぜひぜひ、四国遍路でも。sun

成増駅も変わったでしょうね。

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