2018年4月19日 (木)

上京はしんどい

仕事で上京している。
田舎で暮らしていると、東京の人の多さが負担になる。
あちこちで冷房がかかっているので、
体もついて行くのが大変である。



   新宿をゆつくり歩き春暑し   一行



   つちふるや高層ビルに纏ひつく   一行



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2018年4月18日 (水)

「めくる」

過日、ある句会で「小西瞬夏さん」という女性と席が隣りになった。
海程所属。ずっと無所属だったのだが、
海程に入って異例の速さで巻頭を飾った句……。


   わたくしに蛍が棲みついていて不純   瞬夏


これは、すごい。
句集を出しておられ、タイトルが『めくる』。

現代俳句の世界が広がる。


   少年を瞼の奥に吊すなり
  

無季の句である。
とくに戦争や原爆や震災を描いているわけでもないのに。
この何ともいえない印象は、さすがだと思った。


 
   白魚の骨の記憶にたどりつく



   舐めてみて少年の傷を数える



   うわさでは桃は悲しい水である



   ひそひそと青から生まれたきりぎりす



現代詩の世界にも近いと思う。

決して明るい句ではない。しかし、どんよりくすんだ暗さでもない。

私は「松前句会」というネット句会の世話人的役どころだが、
迷わずお誘いし、次回から参加していただくことになった。

この「松前句会」は、超結社である。
まだ20人にも満たないのに6結社。
だからだろうか、みんなの選句も見事にバラバラだ。

言い換えれば、ここで点数を集める句は、
どの結社関係なく。感動的な句ということだ。


まだ3回だが、ずっと続けていきたい。


   能面の裏の黒さや寒の星   一行



   本棚の広き抜きあと寒に入る   一行









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2018年4月16日 (月)

菜の花と沈丁花

   菜の花を底辺として山けぶる   一行



   ぢんちやうげ片隅からの香りかな   一行


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2018年4月15日 (日)

愛媛新聞コラム

愛媛新聞には、「季のうた」というコラムがあり、毎日俳句が紹介される。


   水出せば水に集まる朧かな   西村麒麟


   囀や難しきことから忘る   阪西敦子


ふたりとも、東京ではよく句座をともにした。
いいなあ、2句とも。


   方程式たちまち解けて杜鵑   一行


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2018年4月14日 (土)

曲水の宴俳句大会 おまけ

曲水の宴俳句大会では、3人の選者の先生ごとに、
盆が曲水を一周する。
「まず、寺井先生の盆です」
と、数枚の盆が流され、参加者が盆に句箋を乗せる。

一人10枚。すべてを一人の先生に投句してもいいし、
三人の先生にまんべんなく投句してもいい。そのあたりは自由だ。

私は谷子先生と久保先生に4句ずつ。茨木先生に2句。

結果的に谷子先生と久保先生に選んでいただいたのだが、
久保先生の選評がおわったとき、
「実はあと二句、惜しいのがありました。しかし漢字をまちがっていた。17文字しかないのに漢字を間違うのは致命的」……と。

いやな余寒がして、すぐに先生のところに駆け寄り、
「私、間違ってませんでしたか?」
「いました。拳の字。あの句はええ句やったのに、惜しかったねえ」

 春の昼ひとつ拳を弛めをり   一行

この「拳」が「挙」になっていたという恥ずかしさ。
「弛める」は辞書引いたのだが、「拳」は、あまりに当たり前な漢字だから、
何の気なしに書いてしまった。

いくら、字はほとんどワープロで書いているとはいえ、
そんなものは理由にならない。
これからは、どんな漢字でもマメに辞書を引こう。


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2018年4月 8日 (日)

曲水の宴俳句大会 2

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こんなかんじで……

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久保純夫先生入選句。
「やわらかな、と言って混沌を持ってくるのは賛否あるかもしれないが、あの咲き方を混沌と捉えたのはお手柄」



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谷子先生、少しアップ。
選評は飛ばされた。^^)v





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2018年4月 7日 (土)

曲水の宴俳句大会

三鬼賞授賞式の翌日は、「曲水の宴俳句大会」である。
衆楽園という庭園の中に、一周200mの曲がりくねった
細い水路がある。
そこに朱塗りの盆を流し、句箋を乗せる。

一周して戻ってきたところを巫女さん(アルバイトらしい)が取り上げ、
三鬼賞選者の寺井谷子先生、茨木和生先生、久保純夫先生が選句する。

何とも雅な大会だ。

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選句が終わると、各先生の特選一句、入選10句が発表され、
大きな細長い半紙に書かれ、貼り出されるのだ。

私は、谷子先生と久保先生の入選。
100人以上参加して1人10句だから上出来だ。


白れんのまはりの闇に迷ひ込む    寺井先生選


やはらかな混沌しだれ桜かな      久保純夫先生選






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2018年4月 4日 (水)

三鬼賞授賞式

3月31日 西東三鬼賞の授賞式だった。
津山市の桜は満開。
私は「入選」だったので、若干肩身が狭かった。

次回は「秀逸」あるいは「特選」で訪れたいものだ。


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2018年3月30日 (金)

津山へ

西東三鬼賞の授賞式のため、30日、津山市に行ってくる。
寺井谷子先生、久保純夫先生にお会いするのが楽しみだ。

しかし、ローカル線で片道5時間近く。
最近体力が衰えているので、大丈夫かなと思うが、
授賞式は31日16:00。つまり前泊である。

翌日の4月1日は、曲水の宴 俳句大会。
去年は受賞もしてないのに、この句会のためだけに行って、
谷子先生の入選、久保先生の特選をいただいた。


   四つ辻の花海棠まで引き返す   一行


これが谷子先生の入選。



   春光やもつとも薄きてのひらへ   一行


これが久保先生の特選だった。


今年は、佳作とはいえ、授賞式あとの懇親会にも出てくる。
先生方の著書も鞄に入れた。
サインをしてもらうつもりだ。


    日の丸の真ん中を這ふ油虫   一行

これで佳作をいただいたのだが、いつになったら特選を取れるのか……。





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2018年3月28日 (水)

鴨緑

「麦」同人の、上田昭子さんの『鴨緑』(おうりょく)という句集がある。
対馬さん曰く、

自在な清流のように、鋭敏で柔らか。
日常でありながら夢幻なる、独自の作品世界。



   竜淵に潜む大玻璃戸歪みおり   昭子


   星の飛ぶ音か枕を裏返す   昭子



   冬の夜は幽かに押し花の匂い   昭子



   ぽとり点眼ガラス細工の夕焼け   昭子



   無防備な首鈍行の梅雨を睡る   昭子



これはすごいなあ。
対馬さんが激賞するのもわかる。






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