2017年3月29日 (水)

俳句界4月号

「俳句界」4月号で、4句選ばれていた。
この雑誌は投稿欄がすごく、
「トーナメント」「題詠」「雑詠」と、7句投稿できる。

選者数は28人!

去年の初夏頃から始めたのだが、競争率が低いのか、
けっこう掲載される。
今回は4句。1句は二人に選ばれているから、付箋は5本。

凍蝶の句は、トーナメントで準々決勝まで行った。
つまりベスト8である。




  どの鳥も唇もたず冬旱   一行


  或る星のはげしく光り冬ざるる  一行


  たとふればたましひのこゑ虎落笛  一行


  凍蝶は動かぬことで生きてをり  一行



まあまあ満足である。どの句も、「片山一行」の句だから。
自らの世界観のようなものを押し出して、
つくっていきたい。

ぶれずに。





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2017年3月28日 (火)

角川「俳句」、対馬康子さんの推薦に!

角川出版の俳句雑誌「俳句」。
もうずいぶん長い間、読み続けている。
巻末に投稿欄があり、10人の選者がそれぞれ
推薦5句、秀逸10句、佳作80句ぐらいが選ぶ。

選者によって「好み」「傾向」が違い、
10人がすべて選ぶことは、まずない。多くても5人だ。

月曜日に届いた4月号。
対馬康子さん選で、推薦5句に入った!


    冬木立にんげんの業貼り付きぬ   一行


他の先生は誰一人、佳作にも選んでいない。


世俗的なことから種をつなぐという根源的なことまで様々な執着心が人間にはある。葉を落とした冬枯れの木々に、ぬぐいきれない人間の業を見た。生きづらい現代の何物かを語る。

……いやあ、そのものズバリの講評である。
やっぱりこの人を追いかけていこう。


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2017年3月25日 (土)

ついに花粉症か……

これまでずっと、花粉症には悩まなかった。
しかし、去年あたりから、どうも鼻や目が不快になった。

一説によると、人間は人それぞれ、花粉に対する「許容量」が違い、
いわば「バケツ」のようなもの(許容量)があって、
そこに毎年花粉がたまっていく。
そして一杯になったら花粉症を発症するのだとか。

昨日出かけて帰って来ても、目はかゆい、鼻水は止まらない。

これは本物のようだ……。
鬱陶しくて困るなあ。
これで外出しなくなったら、もっとまずい。
悪いことに私は「マスク」が嫌いなのだ。


    心にも微熱春の花粉症    一行




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2017年3月23日 (木)

菜の花と麦畑

菜の花が真っ盛りである。
麦の穂も伸びてきた。
そろそろ桜も咲くだろう。

春動く……である。


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上が菜の花、下が麦畑……。

麦は少し前までは20センチぐらいだったのが、
一気に穂が出てきた。


   菜の花やカナリア色の風が吹き   一行


   水底も水面もしづか花菜かな   一行


   麦の穂の尖りしところ熱のあり   一行


これから少しずつ、暖かくなり、気分も上向くだろう。
私の大好きな「初夏」がやってくる。



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2017年3月18日 (土)

えひめスポーツ俳句大賞

今年は愛媛県で国体が開催されるということもあり、
この「スポーツ俳句大賞」も、けっこう大々的だった。
もう15回目だそうだ。

スポーツの俳句なら任せなさい! というわけで数句投句。
一句が

愛媛新聞社賞

を受賞した。俳句番号24089 とあるからそれなりに多くの句が
集まったのだろうか。
三鬼賞は5000句ほどだったらしい。


    土色の汗流れけり九番打者   一行


なかなか気に入っている。
土曜日15:00より授賞式である。

体調はイマイチだが、3時なら大丈夫だろう。
ゆっくり行ってこよう。

今年は、自分のつくりたい俳句をつくるように心がけよう。
傾向と対策を練るのは悪いことではないが、
行き過ぎはなんでもよくない。

今年の三鬼賞こそ!!


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2017年3月15日 (水)

西東三鬼賞

3年前、岡山県津山市主催の「西東三鬼賞」で
「秀逸」に選ばれ、授賞式に行ってきた。

投句したことも忘れていたぐらいで、年明けに津山市から封書がきたときも、

「……あ、三鬼賞か。残念でした、という報せだろう」

と封を切ってびっくり。

特賞1句、秀逸20句、佳作50句(だったと思う)。

このとき、数分でつくった句が秀逸だから、
来年はきちんとつくれば、行ける、と勘違いしたのが間違いの元。

すでに授賞式招待の連絡は来ていないから、
佳作までには入らなかったことはわかっていたが、
せめて「選外佳作」にでも……と淡い期待だった。

今日、津山市から「入選作一覧」が届いた。

外れである。

やっぱ、自分のスタイルを貫かないとダメだなあ。
変に「傾向と対策」なんか練っていたものだから、
ことしで3年連続「無星」である。

来年は無欲で、自分の句をつくろう。
ちなみに3年前の受賞句……。


    ヤスクニは蟬の生まるる場所であり  一行


これが入選して、反戦、反核の入選句が多いものだから、
そういう句ばかり出していた。

反省。


今年の特選句は――


    美少女のひとりが男きんぽうげ   東金夢明


うーん。これが特選か……。いい句だけど、秀逸や佳作の中にも
もっといい句がある気はした。


   見えて来るものを見てゐる春の闇


   てのひらは小さな空地冬林檎


   人を見ぬ儘に散りゆく山ざくら


今年から茨木和生先生が選者に一人になった。
これで、少し変わった気もしないでもない。

でも、選者云々より、まずは自分の句をつくること。
原点に帰りたい。









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2017年3月12日 (日)

俳人協会賞

第56回俳人協会賞に山尾玉藻「人の香」、
第40回俳人協会新人賞に櫛部天思「天心」と、
鎌田俊「山羊の角」が決まった。


    かはせみの失せたる杭も初景色  玉藻


これは、すごいなあ。
詠まれているのは「杭」なのに、翡翠の青が見える。
そこに「初景色」である。

新人賞の選考過程に異議あり、と中岡毅雄が書いている。
高柳克弘の「寒林」が受賞しなかったのだが、
理由は「無季の句が入っていた」からだと言う。

無季でも有季でも佳句は佳句。
私も愛読している句集だが、中岡毅雄も、
「候補作の中では傑出していた」
と言っている。

俳人協会だから仕方ないにしても、有季にこだわりすぎるのは
俳句の可能性を自ら狭くしているようなものだ。

寺井谷子先生(現代俳句協会副会長)は、
ご自分でも無季の句をよくつくるし、
数年前、角川「俳句」の選者をしていたときの最終回、
こんな句をトップに選んだ。


    きのこ雲いまも静かに胞子降り


他の選者は佳作にも選ばなかった。
しかし谷子先生は「最終回にこの句に出会えて幸せである」
と絶賛した。

この句に、歳時記の季語はない。
しかし原爆の「夏」を想起する。
あるいは、冬でも秋でも、胞子はふりつづけている、
と読んでもいいだろう。

たしかに季語は俳句の柱でもある。
しかし季語のない名句も多い。


    広島や卵食うとき口開ける  三鬼


谷子先生は、西東三鬼賞の選考委員でもある。

私が所属している「銀漢」は、有季定型が基本である。
それはそれでいいと思う。
なにも最初から無季の句を狙ってつくることはない。

しかし、結果的に無季になり、それが読み手の心を打つなら、
立派な「俳句」だと思う。


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2017年3月 9日 (木)

春の雷

すこしずつ暖かくはなっているのだが、
先日は夜中に雷が鳴り
今日など、突然に雹が降ったりした。

気まぐれな春……といった感じである。
だがあと2週間もすれば桜も咲くだろう。
そうなると、本物の春である。

むかし、こんな俳句を見たことがある。
もう10年ほど前だ。


    大川へ出てちりぢりに花筏


卒業から入学の頃、それまではひとかたまりだった花筏も、
海へ出てそれぞれの方向へ流れていく。
「いい句だなあ」
と思ったのを覚えている。

桜の句は、それこそ何百万句もあるだろう。
私も今年、桜の句を詠むかもしれない。
だが、どうも桜の句は苦手である。
どうやっても類句に突き当たってしまう。


    火のごとく抱かれよ花のごとくにも   対馬康子


    天井に春の雪ただ春の雪    対馬康子


    空襲のごとく広がる春の雷    一行


    春雷や海のいつもと同じ貌    一行






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2017年3月 8日 (水)

時間が速い……

あらら……と言っている間に、8日である。
昨日、やっとひとつの仕事が終わった。

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これまで「うつ」は抗うつ薬で治すのが常識だった。
しかし、効かない。
それどころか、1999年から10数年で3.5倍にも増えた。

今ではうつは、ストレスなどが原因で生活習慣が乱れ、
自律神経がおかしくなって発生すると言われる。

じゃあ、習慣を変えよう、毎朝散歩、早寝早起き……
と言っても、うつになると何もしたくない。
習慣化などむずかしい。

そこで、行動科学マネジメントの石田淳さんに
「習慣化」のコツを特別寄稿していただいた。

これまでの「うつ本」とは少し違っていると思う。



    不安なる胸さわがせて春の雷   一行



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2017年3月 3日 (金)

3月である

3月は雛の月。
そして、やっと春らしくなる月だ。
昨夜は春雷が鳴って雨も降ったが、
2日の日中は、まずまずだった。

それでもイヤな雨雲もあり、風はまだまだ寒い。


    どことなく心ざはめき春寒し  一行


    春雷や海の断たれてゐるやうに   一行


ひとつの仕事がほぼ終わった。
もう1本をGW前までに仕上げなければならない。
2カ月あるから大丈夫、というのはこれまでの体調。

今は、数日なにもできないことがある。
何とかしないといけないのだが……


    霜柱踏む副葬の鈴ちりと   対馬康子






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