2019年5月11日 (土)

小島和彰くんのこと

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先日、55歳の若さで亡くなった小島和彰くん。
FBには、まだ彼の写真が残っている。

どこからみても、いいやつ。

葬儀に駆けつける時間的余裕はあった。
しかし訃報を聞いて、腰が抜けようになってしまった。
この状態では危険と判断、不義理することになった。

小島くん、ごめんな。

もう20日以上たつのに、今でも急に涙が出てきたりする。
眠れない。眠っても、「落とす」「忘れる」「失敗する」……そんな夢しか見ない。
食欲もわかない。おそらくPTSDだろう。
ブログもほったらかしだった。

通夜の弔問客は、みんなが「見たことない光景」というぐらい多かったそうだ。
誰からも愛されたという証拠だろう。

私は人生に勝った負けたという考えを持ち込むことは、あまりしない。
けれど今回だけは、「小島くんは勝者だよ」と言いたい。

しかし、それにしても若すぎるよ。

今年の片山会には会えると思っていたのに……
「今年中には愛媛に行って、一緒に鯛めしなど食いたい」と言っていたのに……

いいやつ過ぎたから、いわゆる「デキるビジネスマン」になれなかったのだろうか。

いやいや、そうじゃない。小島くんは、デキるビジネスマン、になれたはずだ。
それに、仮になれなくても、それがそれだけの価値があるだろう。
彼は立派に生き切ったと思いたい。

  旅立ちて若葉の風になりにけり  一行

この句を柩に入れてもらえたのが、本当にありがたかった。

安らかに!

返す返すも無念でならない。オーケストラでのビオラ演奏も聴かないままだった……。



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開店休業状態のHP。旅日記と詩をアップしたくて
10年ほど前につくった。
稚拙な「つくり」だが、気が向いたらぜひ。


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2019年4月19日 (金)

戦友、逝く。

つい先日、義兄を送ったばかり……。
かんき出版時代の後輩が、まだ50代で亡くなったとの報せ。
気が動転して、まだ収まっていない。

まだかんき出版が小さかった頃、2浪8年生という彼がアルバイトでやってきた。
そしてそのまま正社員になったのである。
強引に引っ張り込んだのは私だ。

決して「目から鼻に抜ける」タイプではない。しかしピュアで愚直な青年だった。
私は彼を横の席に座らせ、徹底的に教え込んだ。
というよりも、私の仕事を真似させた。
周囲は「現代版徒弟制度」と言った。

彼の結婚式のとき、私はこう言った。

決して才気走った男ではありません。むしろどんくさいかもしれない。
いつまでも同じようなことをしているかもしれない。
けれども、螺旋階段のように、ゆっくりだが着実に登っていく。
小賢しい人が増えた今、彼のような編集者が必要とされるはずだ。

しかし私は、その後、退職してしまった。
天才タイプではなく、常に修正やアドバイスをしないと、間違った方向に進んでしまう。
それは分かっていた。
ならばもう少し一緒に仕事をすべきだっただろう。

その後、編集部から外され、情報企画部のような部署で、著作権の管理などをやっていた。
去年の7月、初めて「片山会」に来てくれたときは、本当に嬉しかった。

「元気そうじゃないか」
「片山さんにそんなことを言われるとは。むしろ逆ですよ」
「そうかもなあ、最近フラフラだもんねえ」

そんな会話を交わし、「来年も会おう」ということになった。
それからまだ1年たっていない。

来週が葬儀である。飛んでいきたいところだが、体調は最悪。500m歩くと翌日寝込む。
下半身が80歳並みに弱っている。
行けたとしても、大泣きしてしまうだろう。
私のメンタルの弱さは筋金入りだ。
土曜日までには決めたい。





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2019年4月17日 (水)

義兄、逝く。

4月9日。義兄が亡くなった。まだ76歳。食道がんだった。
今月は、その件でブログどころではなかった。

 

  みまかりて桜ふぶきに加はれり   一行

 

多趣味な人だった。定年退職後は、農業をする傍ら、読書、
本人曰く「半分趣味」の野菜作り……。

 

だが、4人の孫に囲まれ、まずまずの晩年だったかもしれない。
それでも、もっと生きてほしかった。
「元気になったらまた飲みましょう」
去年の秋に交わした約束は、果たすことができなかった。

 

返す返すも残念である。





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2019年3月31日 (日)

「銀漢」4月号

「銀漢」4月号が届いた。年末から年始にかけてつくった句だ。

 

 

   しかじかと生きてきてこの淑気かな   一行

 

 

   古書店の匂ひの硬し年終はる   一行

 

 

   なにをしたわけでもなくて大晦日   一行

 

 

この三句は、私の句柄ではない。「銀漢」に合わせた句だ。
本当に「一行らしい」のは次の句。

 

 

   ふるさとをたぐり寄せたる片時雨   一行

 

 

   あを空に凍蝶の翅立ちてゐる   一行

 

とくに二番目の句。もっとこういう句をつくらなければ……
選ばれるのは嬉しいが、選ばれるために作風を変えるのは苦痛でもある。






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2019年3月28日 (木)

松前句会も次回で10回目

新しくなったココログに慣れていません。
しばらくお待ちを。



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第7回の松前句会 一行句

ココログが少し変わったようだ。
どうも勝手が悪い。

以下は「湯島句会」の前々回の拙句。


   鹿の鳴き森の木はみな異なりぬ

   とんぼうの指にしづんでゐて自由


      エナメルの髑髏のくすみ九月尽


   捨案山子焼かれる顔の醒めてをり


   露草の光のぽつりぽつりかな



……うーむ、もう少し推敲しないとダメだなあ。


 

 

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2019年3月25日 (月)

ココログの調子が悪い

アクセスできなかったりする。
うーむ。

2019年3月17日 (日)

笹木くろえさんの俳句

今回も松前句会(8回)から。

笹木くろえさん。着実でリリカルな句だと思う。
今回も特選にいただいた。



   凩の夜のつけまつげつけぼくろ   くろえ


   凩や峠を過ぐる騎士の影   くろえ


   初買をせねば帰らぬ所存なり   くろえ


   凍蝶のほかは色無き野に立てり   くろえ


   神々の大理石の眼冬の蝶   くろえ






特選にいただいたのは……


   凍蝶のほかは色無き野に立てり


いいなあ、この詩的な世界。見習いたいものです。





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2019年3月12日 (火)

3.11から8年……

もう日は変わったが、昨日は「3.11」。
あのとき私は病棟の25階ぐらいに入院中だった。
高層の病棟が鞭のように揺れ、
エレベーターも止まった。

外からの情報はテレビだけだったのだが、
時間とともにどんどん被害が大きくなっていく。
背筋が寒くなるのを覚えた。


   廃船に一草生まれ桜散る   一行







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2019年3月10日 (日)

月野ぽぽなさんの俳句

松前句会には、角川俳句賞受賞者が2人いる。
予選通過の常連も何人か。
かなりレベルの高い句会だと思う。

受賞者の一人、「月野ぽぽな」さん。
数年前から最終選考にいつも残っていたのだが、
一昨年、見事受賞した。

今回第8回の句。


      灰よりもしづか凍蝶の日だまり


      大都市に隙間こがらし蹲る


       くるぶしに絡まる凩の尻尾


      初湯して夢の入り口あたりに来

      
      初夢の浅瀬にしばし漂ふよ


独特の「ぽぽなワールド」である。

毎回高得点だから恐れ入る。






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